ネオボーン/ネオボーンX
ハイドロキシアパタイト骨補填材
ネオボーン/ネオボーンXは骨の主成分であり、広く生体材料として使用実績のあるハイドロキシアパタイト製骨補填材です。症例に応じて形状、サイズが選択できるよう、豊富な製品ラインナップを取り揃えています。
ネオボーン
ネオボーンは、気孔のほとんどが大きな気孔間連通部により骨補填材全域にわたって連通部がつながった独自の三次元連通気孔構造を持っています。 これにより、骨補填材全域にわたって組織や細胞が侵入し、内部骨形成を実現することで、骨再生を強力にサポートします。
特長
- 気孔のほとんどが大きな気孔間連通部により骨補填材全域にわたってつながった三次元連通気孔構造を持っています。
気孔率 72～78%
平均気孔径 約150μm
圧縮強度 平均12～18MPa
ケースレポート
『前十時靭帯再建術における骨孔死腔充填材料としてのネオプラグ』史野 根生先生
『脛骨高原骨折に対する関節鏡補助下整復固定術に骨補填としてネオボーン®を用いた例』米田 憲司先生
『大腿骨内側顆部骨壊死症に対する病巣掻爬術および高位脛骨骨切り術におけるNEOBONE®の使用』出家 正隆先生
ネオボーンX
ネオボーンXはハイドロキシアパタイト以外の成分を含まず、骨再生のための連通気孔を有する多孔体部分と、荷重耐性のための緻密体、2層の組み合わせで出来ており、強度を保ちながら骨の再生も可能にする、新しいタイプの人工骨です。
特長
- 多孔体と緻密体の境界部分は接着層無しの一体型成型を実現しています。
- ハイドロキシアパタイト製なので緻密体は骨と直接結合し、高い生体親和性を持っております。
- 多孔体部分は生体組織が速やかに侵入し、骨再生を強力にサポートします。
（気孔率 多孔体部：72～78％、緻密体部：5％以下）
ネオブレス
ネオブレスは ネオボーンと同じ特性を持つハイドロキシアパタイトからなるラグスクリュー固定用骨補填材です。
特長
- ネオボーンの特性である強度（平均12～18MPa）や気孔率（72～78％）を有する三次元連通気孔構造が骨再生を強力にサポートします。
- 顆粒状になりやすい中空形状をしています。
歯科用ネオボーン
歯科領域でもネオボーンを使っていただけるよう、歯科用ネオボーンをご用意しております。整形外科用ネオボーンと同じ連通気孔構造、気孔率、強度を有しており骨補填材の粘膜からの排出や、それに伴う炎症症状等は起こりにくく、極めて有用性の高い歯科用の骨補填材料です。
特長
- ネオボーンの特性である強度（平均12～18MPa）や気孔率（72～78％）、および各々の気孔が連通している三次元連通気孔構造を有しています。この独自の気孔構造により骨の再生を効果的に補助します。
